1.特長
  • PET樹脂は、透明性や強度に優れ、ガスバリアー性がよいことから、主にPETボトルの素材に使用されています。
  • 当社では製造時に使用する触媒に、各種規制があり、酸化物が劇物に指定されているアンチモン金属を全く使用しないPET樹脂を積極的に展開しています。特に、加温して充填あるいは販売される飲料ボトル、酸性飲料ボトル、乳幼児や高齢者が頻繁に利用する飲料のボトル用などに最適です。
  • 通常のゲルマニウム触媒を使用したグレードに加え、チタンを触媒に用いたグレードを新しく開発し、好評を得ております。チタンはゲルマニウムのような希少金属ではなく安定調達が図れるほか、歯科材料に用いられるほど衛生的で、使用する量も少ないことなどからアンチモン触媒のPET樹脂に比べて、より安心してご使用いただけます。
  • 耐熱ボトル用途には、通常より結晶化速度を高めることでボトル成形の生産性が上げられるグレードも準備しております。
  • その他特殊グレードも準備しております。詳細はお問い合わせください。
2.基本特性と最適用途
基本特性
項目 単位 測定方法 TR-8550T1 TR-8550T TRN-8550FF TRN-8580FH TRN-8580FC
極限粘度 自社法 0.75 0.77 0.76 0.84 0.80
色相 L値 自社法 87.5 87.5 82.5 82.5 81.5
b値 自社法 -1.0 -1.0 -1.0 0.0 0.0
DEG含有量 wt% 自社法 1.3 1.3 1.3 1.3 1.3
密度 g/cm3 JIS7112 1.40 1.40 1.40 1.40 1.40
融点 DSC 252 252 252 252 248
触媒 - - ゲルマニウム ゲルマニウム チタン チタン チタン
結晶化速度 - - 速い 遅い
共重合 - - なし なし なし なし あり
最適用途
耐熱ボトル用
準耐熱ボトル用
炭酸飲料ボトル用
一般ボトル用
シート用
※この表に記載した数値は代表値であり、保証値ではありません
3.食品衛生性
  • 日本:食品衛生法各種告示に適合、ポリオレフィン等衛生協議会ポジティブリストに適合
    (清涼飲料および乳製品を除く食品包装として使用可能)
  • USA:FDA CFR §177.1630に適合
    (各種食品包装として使用可能)